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日帰り!乗鞍エコーライン・ヒルクライム その1 [ASATのロードバイク日記]

2019年8月3日(土)天気は[晴れ]

昨年、初挑戦した乗鞍、その時に「年に1度は挑戦したい」と決めたんです。
いろいろ予定があり、乗鞍遠征を決めたのは金曜日の夜・・・しかも「日帰り」。
大急ぎで準備し、1時間ほど寝て、3時30分に出発。
圏央~中央を走りましたが、さすがに睡魔が!リポDの効果はここまで!八ヶ岳PAで15分の仮眠。
長野道に入り松本ICへ、国道158号~県道84号を走り、8時前に乗鞍高原に到着しました。

ベースとなる乗鞍高原観光センターですが、なんと駐車場が満車!こんなことははじめて!!
臨時駐車場に止められたのでラッキーですが、残り数台ってところでした。

着替えて、機材のチェックをして、センターの近くをアップがてら軽く走り、いよいよ乗鞍エコーライン・ヒルクライムがスタートします。

乗鞍は長野県側はエコーライン、岐阜県側はスカイラインが通っていて、自然環境保護のためマイカー規制がかかっています(自転車・路線バス・大型バス・タクシー・許可車両のみ通行可能)
コースデータ(エコーライン)
全長20.5km(観光センター~県境) 平均勾配6.1% 最大勾配15.0% 標高差1260m(観光センター1460m・県境2720m)

自己申告制の『坂馬鹿チャレンジ乗鞍』も受け付けているので、参加してもいいと思います。
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ここから畳平へ行く登山バスも出発していますが、ご覧のように大行列。。。
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登山・ハイキング(?)・観光と大人気!一体、何台増便したんでしょうか?

さて、ヒルクライムをスタートしましょう。
本来、三本滝までの序盤7kmは抑えて入るのだが、今回はアウターで登ってみました。
この区間の平均勾配は5.3%なのと、トップクライマーは集団で走り抜けるので、ちょっとやってみたんです。
おかげで原生林の中を気持ちよく走ることが出来、あっという間に3本滝ゲートに到着。

ここからマイカー規制区間、そして本格的に勾配がきつくなります。
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今回も足つき無しで登っていますので、クライム中の写真がありません!ご了承ください。
三本滝ゲート&恐怖のグレーチングを越えると8%のヘアピン登場!さあーてエンジン点火です。
ここエコーラインは九十九折りで標高を稼ぐレイアウト、コーナーのイン側は20%に迫る場所もあるとか!
中間地点(摩利支天)までは、比較的直線区間が多いので、ギアを積極的に上げて残すように走り、このあとの九十九折区間にそなえ、体力を温存します。

中間地点を越えたら、いよいよ九十九折が始まります。
勾配変化の激しい区間(平均勾配7%)は、乗鞍のマイカー規制を利用したコースを使います。
九十九折のヘアピンカーブは、イン側に比べでアウト側の勾配は緩くなります。
なので、コーナー進入前にカーブミラーで安全を確認、アウト側の緩い勾配区間を走り、大回りで抜けていくのが楽に上るコツなのですが・・・・
今回は、アウトから入り、勾配が緩むポイントへ向かい、ややイン側を走り抜けるコースを選択。
タイムを稼ぐ作戦に出たのですが、コースをミスるとイン側の激勾配に吸い込まれて餌食に(爆)

ところが、睡眠不足とアウターで頑張ったのが効いてきたのか?足が重くなってきて、少し辛くなってきたので、呼吸でそらすように意識し、失速しないように気を付けます。
この辺から、急勾配の対応が遅くなってきました。

位ヶ原山荘を通過!残りは約5km。
実はこの5kmが超タフな区間!これでもか!と繰り返される急勾配、追い打ちをかけるように酸素濃度は70%、森林限界を越えるので風との闘い。
ここから県境までの平均勾配は6.8%、九十九折で削られた足をさらに削り、限界まで追い込みます。

急勾配はひたすら耐え、緩勾配は休まずペースを維持、森林限界を越えると絶景が広がります。
九十九折を繰り返し、標高を上げ、大きく右に曲がると「大雪渓」まではすぐ。
ここからはコースレイアウトも直線的に変化し、眺めもよくなります。
スキーヤーで賑わう大雪渓を横目に、いよいよ最後の地獄を味わうことになります。

大雪渓通過すると急勾配が登場、上り切ったところがゴールと思いきや、じつはここから残り1kmが鬼の勾配(ASAT的には、本当の地獄勾配と思っています)。
標高は2500mを越え、一度もがいたらもう最後!回復ところが足が止まる可能性があります。
わかっています!でも、ASATはダンシングを開始!「ここまで来たんだ!ゴールまで耐えてくれれば、足が壊れても構わない!」
ラスト500mで一度シッティングに変え、ラスト200mで再度ダンシング。。。
呼吸が苦しい、足が重い・・もうラスト!あきらめたくない。。。。
気持ちを奮い立たせて、ゴールをにらみ、最後の左コーナーを曲がって、標高2720m 日本国内自動車道路最高地点の到達!そうです「長野と岐阜の県境」にゴールしました。

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昨年に続き、病室のベットの上で誓ったのの場所に、今年も無事に到着することが出来ました。
もう感無量と言いたいところですが、頭の中は真っ白!今にもぶっ倒れそうです。
落ち着いてから上の写真を撮ったのですが、実は足が痙攣していました(爆)

その後、動けなくなりしばらく座っていたASAT、野鳥のさえずり、優しい風、素晴らしい青空に包まれ、最高の気分でした。
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少し回復し、ようやく動けるようになったので畳平へ移動。。。
畳平はバスターミナルになっていて、お土産屋さんやら、郵便局、乗鞍本宮などがあり、登山などの拠点になっています。

乗鞍本宮をお参りし、今日来られたことへの感謝と家族の健康を祈願しました。
登山客やハイキング、観光客でごった返している畳平、少々お土産屋さんを物色。。。
じつは、ここのバス停は日本一標高の高いバス停になるんだそうですよ。
ロードバイクをここに預けて、登山するのもいいですね!
ここから15分で魔王岳、90分で剣が峰(標高3026m)に行けるのか・・てか、足が動くんかい?
でも、気持ちよさそうですよ↓
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さて、元気も出てきたので下山準備に移ります。
気温も高い19℃なので、アームとレッグカバー、ウィンドブレーカーのスタイルで下山します。
下山もエコーラインで下りますが、スカイラインへ降りて再びスカイラインで上がってくる!驚異の2本を行う方も居るそうです。
本当なら時間があれば挑戦したいところですが・・・・。

ブレーキのチェック、テールライトの点灯チェック、空気圧の調整をして準備完了。。。。
それでは、天空の乗鞍・畳平を後にします。
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ここから先はまた後日。。。。
前回同様、撮影しながらダウンヒルしていきます。
また、ヒルクライムのデーターや感想もアップしたいと思っています。
お楽しみに。。。

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creeker

乗鞍ヒルクライム、最高な景色ですね!!
睡眠時間1時間でアタックされるとは、想像を絶するスタミナぶりだと思います。
青空と緑の爽快な光景にも恵まれ、いつかはアタックしてみたいです!
少し前まで私も同様に日帰り弾丸登山とか繰り返してましたが、やはり帰りの運転がかなりツラいですよね(苦笑)
お写真を見るとやはり高山はいいなあと素直に感じました^^
by creeker (2019-08-06 22:25) 

ASAT

creekerさま

いつもコメントありがとうございます。
流石に睡眠時間1時間はきつかったです。
でも、それだけの魅力がある乗鞍、ぜひ一度挑戦してみてください。
この風景を一度見てしまうと、もう虜になりますよ。

ただ、帰りの運転はエナジードリンクを飲みながらになりますが(爆)

by ASAT (2019-08-09 23:35) 

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